久々に、小説とか書き始めたのはいいのですが、そもそも碌にない文才がもっと
残念なことになって、なかなか終わらないので、リハビリ的に書いたお題をば…。。
ツイッターにあげようと思って書いたのですが、文字数オーバーになってしまうとい
う体たらくです。なのですっごく短いです。
ほのぼのの10のお題なのかな?時々小話としてあげます。
よろしくおねがいいたします。
手を繋ごう
手を繋いでいい?と、何となく言えなかったから、黙ったまま黙ったまま隣を歩く
白い手を捕まえた。
我愛羅のきれいな碧い目が、驚いたみたいにこっち見たのに、誤魔化すみたいに
笑った。
なんか寒そうだったからなんて、言い訳はあんまり言い訳っぽくって、それでも
我愛羅はそうか、って、そのひんやりした細い指を折って俺の手を握り返してく
れたんだ。
その手は結局、家に着くまでずっと繋がれたままだった。
繋いだ我愛羅のつめたい手は、俺の体温を吸いこんで、ほんのりあったかくなって
いた。
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