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2024/04/26 11:39 |
ナル我の日なので…。
もう少し長いのを用意していたんですが、上手くfinがつかなかったのでふんわり日常風小ネタを
UPします。用意してたのは、別の日に出しますー…。






すいーつ。



菓子に手をつけないまま一緒に出された茶だけをすすっていると、お前、ほんと甘いの食くわないよな。と、いっそ感心したようにナルトが言った。進んで食べようと思わないだけだ、と、返せば好き嫌いしてっと、大きくなれねーってばよ、と鬼の首でもとったように得意げに笑われた。甘いものは成長とたいして関わりはないと思う。それでもその晴れやかな笑顔に何故か何も言えなくなった。押し黙ってしまった俺に、ナルトは少し笑みをおさめて、それ、と俺の前に置かれた菓子を指差した。それ、甘くねーお菓子だってばよ?、思わず、ひとつ瞬いた。お前の分、カレー味。はんぶんこしねえ?イタズラを成功させたような顔で、ナルトは笑う。それから、自分の分と俺の分の菓子を二つに割って入れ替えた。


甘いの食ってからカレーの食べたらいいってば。おまえ、甘いのが口に残るのが苦手なんだよなー。得意げな声を聞きながら、そんなこと言ったことがあったか?と問う俺に、そんなのみてりゃわかるってばよ、と、ナルトは、ひどく優しい空色の目でそう言った。




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2015/09/01 23:06 | Comments(0) | 小ネタ
小ネタです。

久々に、小説とか書き始めたのはいいのですが、そもそも碌にない文才がもっと
残念なことになって、なかなか終わらないので、リハビリ的に書いたお題をば…。。
ツイッターにあげようと思って書いたのですが、文字数オーバーになってしまうとい
う体たらくです。なのですっごく短いです。
ほのぼのの10のお題なのかな?時々小話としてあげます。
よろしくおねがいいたします。


 


 


手を繋ごう


手を繋いでいい?と、何となく言えなかったから、黙ったまま黙ったまま隣を歩く


白い手を捕まえた。


我愛羅のきれいな碧い目が、驚いたみたいにこっち見たのに、誤魔化すみたいに


笑った。


なんか寒そうだったからなんて、言い訳はあんまり言い訳っぽくって、それでも


我愛羅はそうか、って、そのひんやりした細い指を折って俺の手を握り返してく


れたんだ。


その手は結局、家に着くまでずっと繋がれたままだった。


繋いだ我愛羅のつめたい手は、俺の体温を吸いこんで、ほんのりあったかくなって


いた。

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2015/07/05 13:22 | Comments(0) | 小ネタ

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